Few’sでは仕事の一環として販売や営業代行をやる際、会社からのノルマは設けないようにしています。

ただ数字だけを追いかけロボットのように仕事をするのではなく、これから成長するスタッフには、お客様に寄り添って解決していける”人間らしい仕事”をしていってほしい。

ですので会社で設けるノルマではなく、個人やチームで目標を立てて、仕事をする『意味』をそれぞれで見出してもらっています。

 

私たちは営業という仕事は、困っている物事に対して「解決策を相談・提案する」役割だと思っています。

 

例えば買い物に来たお客様が2つのアイテムで迷っていたとします。

店員さんが、そのお客様の抱えている問題を真剣に聞き、「そういう悩みだったら、こっちだと、こういうメリットがありますよ」と言ってくれたら、お客様はメリットがある方を選ぶと思いませんか？

店員さんのやったことはまさしく”営業”です。そのお客様が買ったものや金額・個数等は、結果的にお客様が必要なものを必要な分だけ買っただけの話です。

注目するべきなのは、『その店員さんの存在が、購入のきっかけになった』という事です。

 

ネット販売や自動販売機等、色々便利なツールが出てきている中、わざわざ”人間”が、”営業”をする意味はどこにあるでしょうか。それは、人間だけができる「人間力」が、より多くの『購入のきっかけ』を創るところにあるのではないでしょうか。

 

お客様から見たら、営業マンは赤の他人に過ぎないかもしれません。その中で、”この人の話、ちょっと聞いてみようかな”となれば、『商品や提案』を必要か必要でないかを考えてくれます。まず、聞いてみようかな、と思ってもらえなければ、考える事をしてくれません。考える事もなく提案を受け入れてもらえることはまずほどんどありません。

『この人からの提案なら、一回考えてみる』→必要だったり、使えそうなら購入してみる。このような経験、皆さんもありませんか？それは、「人間力」がある人からの提案だから、検討をしてくれているのです。

 

売上として大きな金額をあげていたとしても、たまたま一人のお客様が高額なもの(あるいは多くの個数)を必要としていただけかもしれません。それよりも、様々な人に受け入れてもらうことができ、多くの「きっかけ」を創れる人の方が、「人間力」があると思いませんか？数字だけだと、中身が見えにくいですよね。

 

色々考えると、ノルマだけでその人を評価する事は難しく、数字だけで判断するのはもったいないと考えています。だからFew’sでは、会社としてのノルマを設けていません。

個人で目標を立て、自分の能力に磨きをかけると、結果的には多くの人に「きっかけ」を作り、多くの売上を上げることになります。数字としても成果が出てくるでしょう。しかし結果は後から付いてくるもの。数字をあげることに集中すると１件1件のお客様の反応に、一喜一憂して大変ですが、「人間力」を育てる事に集中すると、自分の成長を感じられて、更に結果的に数字が付いてきます。

 

Few’sはお客様の立場に立って、企画や販売・プロモーションの仕方を考えられる、『人の事を考えられる』営業としての「真の能力＝人間力」をより高める事を、これからも目指していきたいです。