「責任感がある」って、一般的に、すごくいい事ですよね。もし一緒に働く上司を選べるとしたら、「全然責任を取る気のない人」と「責任感の強い人」、どちらを選びますか?
今日はそんな「責任感」に関して、『責任のコントロール』というお話です。『自分は責任感があるほう』と思う方もそうではない方も、面白いお話です♪
責任は、二種類に分けられるそうです。
①自分が責任を持つ
②他人が責任を持つ
「責任感が強い人」は①の自分が責任を持つべきと判断したものが、多い人です。責任感がある人がやる仕事は、クオリティーが高くなります。しかし時にはその責任感の強さゆえに、一つ一つ、起こること全てに責任を感じ、テンパってしまったり、(自分のせいで…)と自分で自分を追い込んでしまうことも、あるのではないでしょうか。
逆に「責任感が無い人」は、①の自分が責任を持つべきと考えている物が少なく、②の他人が責任を持つべきと判断したものが、多い人ではないでしょうか。そんな人がやる仕事は、やはりクオリティーが低くなりがちです。(なんとなく、楽観的、能天気な人のイメージです…)
実はこの2種類の「責任」をうまくコントロールできる人は、効率よく成長できたり、ストレスを減らしたりする事ができるそうです。コントロールの仕方は簡単です。目の前の出来事を一つひとつ切り離して考え、”ここまでは自分の責任、ここから先は他人の責任”と、明確なラインを引いてみてください。
例えば、自分が忘れ物をしたら、自分の責任。荷物を積んでいる友人に話しかけ、その友人が忘れ物をしたら、友人の責任。など。(自分が話しかけたせいで…)と責任を感じる必要はありません。会話に応じる、という判断をしたのも、実際忘れ物をしたのも友人です。
ラインを引く事により、責任感が強い人は、焦ってキャパオーバーになることが減ります。ストレスが少なくなり、本来の能力を発揮する余裕ができます。また、自分が成長したい物事に対し ”これに関しては、自分が全部責任を持つ!” とラインを引くと、必死に勉強をしたり、細かくチェックをしていったりと、その物事に関して集中的に成長することができます。逆を言うと、物事をいつも楽観的に見て、全て他人のせいにしてしまうと…クオリティの高い仕事をすることは難しく、成長にもつながりません。
つまり…
自分の力ではどうすることもできないことにまで、責任を感じているとそれで時間は終わってしまいます。
成長の機会を逃してしまったりストレスで動けなくなってしまう前に、出来事を一つひとつ切り離し、どこまでを自分の責任ととらえるか明確にすると、より自分の為に時間を使うことができるのではないでしょうか。
一般的に『責任感がある』というのは良いイメージですが、更にその上の『責任感をコントロールすることができる』と大きな成果をだすことに繋がるかもしれませんね‼
リラックスして楽しんで、自分らしくいきましょう♪