人間が、何に対して“おもしろい”と思うか、聞いたことがありますか?実は“簡単にはうまくいかない”からおもしろい、と思うらしいです。
釣りが趣味の方に、どこがおもしろいのか伺うと、「なかなか釣れないから、おもしろい」という方がいます。
ゴルフが好きな方に、どこがおもしろいのか伺うと、「簡単にはできないから、おもしろい」と答える方がいます。
確かに、糸を垂らしたら絶対に魚が釣れるなら…わざわざルアーを変えたり、テクニックを研究する必要もありません。誰がいつボールを打っても、100%ホールに入っていたら、そもそもゲームにはならず、ただひたすらボールを打つ作業になります。
うまくできなくて良い結果が得られず困ったり、できていないという嫌な状態になると、人間は一生懸命努力を始め、良くしようと試行錯誤します。だからこそ『できない→改善』の繰り返しを人間は”おもしろい”と感じ、より成長できるようにできているのです。
同時に防衛本能もありますので、いやな状況から”逃げ出す”という選択もできます。ただし、逃げ出した先にはその物事に対して成長はありません。そして嫌な思いからは逃げればいいと学習し”逃げ癖”がついてしまうそうです。
つまり、”簡単にうまくいかない”状況を改善しようとすると、大変さと一緒に、おもしろさと成長が得られます。
逆に”簡単にうまくいかない”状況をそのままマイナスなイメージで捉え、逃げだす選択をすると、大変さだけ経験し何も得ずに終わります。
困るから、できないからおもしろいと感じるなんて、人間はおもしろいですね!どうせどちらも、最初同じ大変さを感じるのなら、おもしろさと成長が手に入る方がいいな~とこの話を聞いて思いました。
うまくいかない状況に出会い「大変だから逃げる」か「もうちょっとだけ、改善を試みてみる」という選択肢が来たら、(逆に、簡単にすぐに出来てしまったらおもしろくない!)と思えると、楽しい時間と成長が得られそうですね!